2011年1月16日日曜日

ドメインを再定義しろ!

昨日、ITコーディネータ仲間の定例親睦会に参加しました。恩師とも久しぶりに再会し、楽しい時間を過ごすことができました。その場で「最近、若者が中心であろうゲームセンターが高齢者の憩いの場になっている」と言う話に。

メダルゲームを中心とし、比較的安価で長時間遊べることから、最近、高齢者同士が交流を図ることを目的に集結している様子。少子高齢化でアミューズメント施設も事業ドメインの転換が求められている様子が伺えます。

さて、ドメイン[domain]とは和訳すると、「領土・範囲・領域」となります。つまり、経営学上での企業ドメインは、「企業が生存するための活動領域(事業領域)」を意味します。今回は少々、以前のテーマのお浚いを。

このドメイン定義の考え方には「物理的定義」と「機能的定義」の2つがあります。

「物理的定義」は製品そのものの視点から定義されるもの。つまり、現時点で存在している製品や技術を表しています。場当たり的で、将来的な視野が持てません。このように、製品や技術自体に重点を置き、将来的に斜陽産業となる現象を「マーケティング近視眼」と呼びます。

「企業ドメインで戦え!(2009年12月26日土曜日)」でも書きましたが、この「マーケティング近視眼」を論じ、マーケティング分野で中心的な人物と言われているセオドア・レビット教授(ハーバード・ビジネススクール)は「客は1/4インチのドリルが欲しいのではない。1/4インチの壁穴が欲しいのだ」(1/4インチのドリルが売れたのは、この製品自体に魅力を持つ人が多いのではなく、1/4インチの壁穴をあけたい人が多いから)という言葉を残しています。

一方、「機能的定義」は製品や技術が持つ機能の視点から定義されたもの。こちらは製品や技術自体はいずれは陳腐化するものの、機能面(結果としての効果)に重点を置くことから事業の可能性を広げることができます。

例えば、介護用品店(または介護用品製造会社)が「シルバーカー(高齢者用手押車)の販売」をドメインに位置付けると、既存製品自体の販売強化や追加開発に注視せざるを得ません。
ところが「高齢者や要介護者の社会自立と人との触れ合い支援」をドメインに位置付けると視野は広がります。シルバーカーもドメインに定義される一方、買い物・散歩の補助、疲れた時にいつでも活用できる移動式の椅子など、視点を変えた開発や提案も可能です。サービス事業への転換も図れます。

ドメインの定義に必要なことは、将来的な事業の方向性です。可能性を如何に広げられるかを勘案して決定する必要があります。環境変化に応じてドメインも変化させなければ生きて行けませんね。皆さんの会社は創業時からずっと、無理して同じことをし続けていませんか?

2011年1月8日土曜日

ニッポンも捨てたモンじゃない!

暗いニュースばかりで気が滅入りがちな昨今。そんな中、年末から年始に掛けて心温まる話題が登場しました。

先月25日、漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る人物によりランドセル10個が群馬県前橋市の中央児童相談所前に置かれていました。この後、神奈川県小田原市でも児童相談所が入る合同庁舎玄関前にランドセル6個が置かれ、添えられていた手紙には、「群馬の件に感銘を受けました。タイガーマスク運動が続くとよいですね」と。

この「伊達直人」とは、「巨人の星」や「あしたのジョー」の原作者でもある梶原一騎原作「タイガーマスク」の主人公。彼は孤児院出身であり、同じ生い立ちを持つ子供たちにタイガーマスクとしてファイトマネーを陰ながら送る。子供たちは彼(タイガーマスク)を応援し続ける。しかし、ある時、車にひかれそうな子供の身代わりになり重症。子供たちにも身元を明かしていない伊達直人は最後の力を振り絞り、リングで身に付けていた虎のマスクを川に捨て、タイガーマスクは「失踪」。同時に彼は息を引き取る。伊達直人=タイガーマスクを紐付けないために。子供たちを悲しませないために。

この「タイガーマスク運動」はその後、沖縄と静岡に飛び火。すばらしい!

人のために自己を犠牲にできるなんて、レベル感はどうせによ、素敵なことです。世知辛い世の中で、多くの人は元気を貰える話題に飢えていると思われます。

このニュースを聞いて目頭が熱くなりました。捨てたモンじゃないですねニッポンも!身近にできることから始めましょう。個人サイトに加え、このブログにもリンクを張っていますが「クリック募金」と言うものがあります。(当サイトの左側「Saved By The Click」直下「クリック募金」参照)

クリック募金とは、クリックするだけで、無料で募金ができる仕組みです。募金は至って簡単。サイト上の募金ボタンをクリックするだけです。貴方の「1クリックあたり1円」を大手スポンサー企業がNPO団体を経由して寄付します。

空腹を我慢せざる得ない子供たち、学びたくとも学校の乏しい国々、ハンディキャップを望まずして背負ってしまった人々。。。皆、我慢をしています。文化や風習の異なる国々でも、同胞でもフェアに、同一スタートラインに立たなければズルイです。世界市民として、国境を感じず、できることから皆でサポートしましょう!是非、時間がある時にクリックしてみて下さい!「お金」と言うより「気持ち」です。

2011年1月5日水曜日

スマートフォン関連銘柄が元気!

明けましておめでとうございます。本年もお付き合いの程、宜しくお願い致します。

さて、この2011年はどんな年になるのでしょうか?株式市場ではスマートフォン関連銘柄が今年一番の注目となりそうです。サムスングループでは今年度、過去最高の設備投資・研究開発費などの投資総額を図ると発表。また、東芝もアップル社向けに液晶工場を新設するなど、今後のこの関連には目が離せません。

回線環境も第4世代に向けて発展を遂げ、今後もモバイル環境を中心に、スマートフォンの勢いは止む気配が感じられませんね。

この勢いに私も乗っかりたいところです。そう言えば、この年末になりますが、「ITコーディネータ」がIT関連団体の認定資格部門第1位を獲得したとのこと。いま一つ、知名度が低く感じられるITコーディネータですが、これで一安心と言ったところ。

日経BP社が「日経コンピュータ」2010年11月10日号の調査企画「特集 2011年版 いる資格・いらない資格 市場価値のある資格はこれだ!」の「IT関連団体の認定資格部門」にて以下の全ての調査項目でITコーディネータが第1位を獲得!

●ユーザ企業のシステム担当者が取得すべき資格
●ユーザ企業のシステム部長がITベンダの技術者に取得してほしい資格
●ユーザ企業のシステム部長がシステム担当者に取得させたい資格
●ITベンダの営業担当者が取得すべき資格
●ITベンダの人事担当者が営業担当者に取得させたい資格

期待が高まる中、たくさん勉強して皆さんにご迷惑を掛けぬよう、努力を怠ってはいけないと肝に銘じて、ここでの情報発信を継続してゆきたいと誓う新年です。

2010年12月26日日曜日

モノと金が流れる年へ!

今週末は本当に寒くなりました。今夏の猛暑で毛穴が開きっぱなしだったためか、骨身に染みます。風邪などひかぬよう、生姜湯でも飲んで暖を取りたいものです。

さて、このクリスマスはイヴが金曜日だったことも手伝って、また節約疲れから街には買い物をする方が多く見られました。高級レストランやホテルのスイートも予約でいっぱいとのこと。寒さで毛穴が閉じようと、財布の紐は緩いのが一番。景気回復に邁進することを願うばかりです。

来年もモノと金が流れる年でありますように。次回の更新は年末か年始の予定。これからもお付き合いの程、宜しくお願い致します。

2010年12月18日土曜日

人間はみんな繋がっている!

前回は「今年の漢字」について書きましたので、今回は米タイム誌が選ぶ「今年の顔」について。

SNS[Social Networking Service](人と人とを繋げるコミュニティサイト)の大手「Facebook」の創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏[Mark Zuckerberg](26歳)が米タイム誌が選ぶ「今年の顔」に選ばれました。

同氏は、2004年にハーバード大学時代に「Facebook」を設立。当初はハーバード大学の学生向けに作られ、その後2006年には一般開放され、現在では全世界でのユーザ数は5億5000万人とも言われています。また同氏は、最年少25歳でForbes誌の世界長者番付入りも果たしています。

このIT業界、大した資金が無くともパソコン1台からでも新規事業が始められ、一攫千金も夢ではありません。とは言え、そのビジネスモデルが世間に受け入れられるかどうかは。。。

このブログを通して私自身、情報発信や人との繋がりを行っていますが、個人的にSNSはあまり好きではありません。。。

国内外含め、「Facebook」以外に「mixi」や「Twitter」などが有名ですね。企業が商品開発やマーケティングに活用することも今や珍しくありません。

しかし、生の声が聞けない環境下で人は大胆になり、時には無責任な発言が生まれます。意図しない言葉が大きな波紋を呼んだり、成りすましによるIT技術未熟者(お年寄りや小学生など)への犯罪など、今後は見極める技術が求められます。

IPプロトコルに依存せず、先ずは靴底をすり減らして人に会う大切さも無くしたくないものです。



2010年12月11日土曜日

貴方にとって今年の漢字は?

いよいよ、今年もひと月を切り、年賀状を用意したり年越しの準備をしたりと、忙しくなりそうです。

そう言えば昨日、「今年の漢字」が発表されました。日本漢字能力検定協会が毎年「漢字の日」に京都市東山区の清水寺で発表します。今年の漢字は「暑」。確かに今年は記録的な猛暑が連続し、熱中症による被害が相次ぎました。未だ野菜への影響が残っています。農家の被害は計り知れません。

さて、IT業界に於ける今年の漢字を表現するなら何になるのでしょうか?チョッと考えてみました。大変不評であったWindows Vistaを改良し、最新バージョンとして登場したWindows「七」、海保庁の尖閣諸島問題で映像がYouTubeに「流」、活性化しつつあるクラウド化の「雲」、スマートフォンでは米グーグル社が提供するAndroidを各社が採用し、米アップル社のiPhoneに対抗。OS(基本ソフト)はオープンソース(無償配布)であることから「開」?

今後もITの動向には目が離せません。急激なスピードで走り抜けることでしょう。このITをうまく引き寄せ、業務の最適化や効率化、経営強化に役立てるために、皆さんのご支援が少しでもできればと願っております。

2010年12月5日日曜日

まずは現状を知ることから

先日、中小企業情報セキュリティ対策促進事業「情報セキュリティ対策 中小企業向け指導者育成セミナー」に参加しました。

主催は、経済産業省とNPO 日本ネットワークセキュリティ協会、後援として、ITコーディネータ協会も名を連ねています。

本セミナーは、中小企業の経営者に対し、情報セキュリティに対する適切なアドバイスを行う地域の指導者育成を目的とします。

ビデオ演習によるリスクの発見、原因と対策の検討、これに加えインシデント発生時での対応をグループ毎に行う内容です。各々が異なる組織に所属または経営する方々と1日を有意義に過ごせました。勉強させて頂きました!

さて、未だに情報漏洩事故は後を絶ちません。中でも、大企業と中小企業(従業員300人未満)の情報セキュリティ対策には大きな差が生じているようです。情報投資や人材面など、対策に余裕が無いのも確かです。直接的には売上や利益の確保・拡大に寄与しないため、プライオリティが下がりがちです。しかし、信用の失墜から取引の停止や賠償責任など、企業の存続が危ぶまれるため、疎かにはできません。

情報を取り扱う上での三大要素(機密性の確保・完全性の確保・可用性の確保)を勘案し、対策を立て、日々見直し、改善する。やりっぱなしではなく、PDCAのサイクルを回すことが大切ですよね。

そのためには社内の監査体制に頼るだけではなく、第三者の目線も参考にし、「気付き」を求めることも大切です。ご要望があれば是非、お声掛け下さい。