2010年10月24日日曜日

新薬メーカーへの叱咤激励?

先週末から喉が痛く、この週末、近所の耳鼻咽喉科に行きました。喉がひどく炎症しているとのこと。大したことなく一安心です。

処方箋を手に院外薬局へ。新薬での処方でしたが、医療費負担の軽減のため、後発医薬品(ジェネリック)を指定。厚生労働省でも平成24年度までに後発医薬品の数量シェアを30%以上にする、という目標を掲げてますし。

ところが、他の先進国に比べ、日本ではまだまだ普及が進んでいないのが現状。2006年の調査では、日本が16.9%に比べ、米国63%、英国59%、ドイツ56%と出遅れています。

一方、新薬の開発には数100億もの巨額な開発費と、10~15年に及ぶ膨大な時間が必要とされます。そのため、新薬の製薬メーカーは、20~25年間、特許を有し、独占的に製造・販売できます。

国は医療費の削減を掲げていますが、医師は後発医薬品のMR[Medical Representative:医薬情報担当者]との付き合いが浅く、品質への不安を抱えていたり、大手を中心とする製薬メーカーから得られる情報が減ることを危惧しているようです。ある筋の情報ですが。。。

とは言え、昨今の医療の進歩は著しく、新薬への期待は膨らむばかり。特許切れによる後発品メーカー参入、そして、その後発品を優先的な指名が増えることで、新薬メーカーは新薬開発によりシフトする。我々は新たに開発された製薬の恩恵を受ける。新薬メーカーが悪者に見られることが無いように。。。

でも、現状は厳しく、新薬の開発を有効に行う上では企業のM&Aが加速し、グローバルを意識しなければ生きてゆけないのが新薬メーカーの現状。レアメタルじゃないですが、国産メーカーに頑張って頂き、医療分野で世界に君臨できれば嬉しいですね。輸入規制で最新医薬を導入できなくなれば困ります。叱咤激励を込めて、後発医薬品を選ぶ私です。

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