2010年6月27日日曜日

ワールドカップは日本を救う

いやぁ、今週はサッカーFIFAワールドカップの話題で持ち切りでしたね!決勝トーナメントへの進出を決め、日本中が湧き上がりました。大変な快挙ですね!

阪急百貨店ではユニフォームや応援グッズの特設コーナーを当初、今月25日に水着コーナーへ引き渡す予定を延長したとのこと。ニッポンの躍進は経済効果に少なからず貢献し、景気の好転に期待したいところです。

消費税の増税が話題にもなっていますが、諸外国に比べれば税率は低く、国の借金を考える上では手を付けなければならない状況。但し、集まった税金は有益に使って欲しいですよね。バラマキじゃなく、消費を刺激する政策に期待したいところです。

2010年6月19日土曜日

プロジェクトを成功させろ!

昨日、PMBOK[Project Management Body of Knowledge](ピンボックと発音)の講義を受けました。

PMBOKとは、国際標準とされているプロジェクト管理に於ける知識体系であり、建設やプラント等の企画・製造、システム開発など、中長期に渡るプロジェクトに多く適用されています。
1996年の初版から現在までに改版を重ね、2009年に第4版がリリースされています。

PMBOKでは、スコープ(プロジェクトの目的と範囲)、時間、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達、統合管理の9つの視点からプロジェクトの遂行を説いています。

プロジェクトは人と人が作り上げるもの。個人的な見解としてプロジェクトでは、スコープを定めたら、やはりコミュニケーションが一番大切。プロジェクトのどのフェーズであれ、解釈の相違や誤解、表現方法、用語の不一致等からプロジェクトの遅延やコストの増加、重複作業の発生等が生じます。

昨日の講義での締め括りはプロジェクト遂行に大切なものは「熱意」と。皆で作り上げるのだから、誰も不幸にならないために、熱意を持ってベンダー・ユーザ共に大きな成果を手に入れましょう。

2010年6月12日土曜日

大黒柱と冷や飯食い

マーケティング等でよく適用される考え方に「パレートの法則(Pareto principle)」があります。今日はこれをテーマにしましょう。

まず、「パレートの法則」とは、イタリアの経済学・社会学者、ヴィルフレド・パレートが、1896年に発表した考えです。「80:20の法則」とも言われます。

これは、「成果の8割は、僅か全体の2割が貢献している」と言うものです。つまり、「重要度の高い上位2割にリソースを集中すれば、全体の8割を効率的にカバーすることができる」と言えます。具体的には以下の通り。

 ★ 売上金額の8割は、全顧客の2割から得ている。
 ★ 機器障害原因の8割は、構成部品の2割に起因している。
 ★ 今期の受注額の8割は、2割の営業マンが稼いだ成果である。
 ★ 売上の8割は、全商品ラインナップの2割で構成されている。


では、落ちこぼれの8割は何をすればいいのでしょうか?このパレートの法則に反して、「ロングテール理論(Theory of The Long Tail)」と言う考えがあります。 パレート図で見る「8割」の長いしっぽを指します。

インターネット販売に於いては、「死に筋商品」と呼ばれる商品アイテムを低コストで取り扱い、多品種少量販売による販売の拡大が図れます。塵も積もれば山となります。

確かに経営リソースを「2割」に注力すれば効率的な企業活動が行えます。売り場面積に限りのあるコンビニエンスストアでは有益と言えるでしょう。しかし、電子広告・出版や音楽配信サービス、ソフトウェアを中心に在庫・流通コストが限りなく低い産業では、「8割」を無視できません。

パレートの法則とロングテール理論、特にITの進歩と共にロングテールは企業に於いても、個人事業に於いても軽視できない存在となっています。

2010年6月4日金曜日

提案する側、される側

本日、ある提案依頼書(RFP:[Request For Proposal])を元に提案書を作成するという研修を受講しました。丸1日掛かりとは言え、全てを網羅した提案書を仕上げることはやはり時間的に難しく、半熟状態。いやはや。。。

提案書を作り上げる(提案依頼書を読み込み、最善の案を提示する)ことも大変ですが、提案を求める(経営戦略を成功に導くための最善な案を求める)側も楽ではありません。

過去にこのブログでも経営戦略の策定から戦略情報化企画、情報化資源調達、 情報システム開発・テスト・導入、運用デリバリー・・・と説明してきましたが、この提案依頼書の出来がプアであれば、求める改革案が手に入りません。IT戦略の失敗、ひいては経営戦略の失敗に繋がりかねません。少々大袈裟でしょうか。。。

ITコーディネータ協会では、情報化資源調達フェーズ、情報システム開発・テスト・導入フェーズ、 運用サービス・デリバリーフェーズで作成する、提案依頼書(RFP:[Request For Proposal])、および、サービス品質保証(SLA[Service Level Agreement])の見本を開発し、提供しています。

●「RFPとSLAドキュメント見本提供(ITコーディネータ協会)」はこちら●

架空の企業(金属加工卸業)を設定し、開発委託用のRFPとSLA、および運用委託用のRFPとSLAの4分冊で構成されています。今後の参考に一度、ご覧下さい。PDF形式で提供されています。(ITコーディネータ協会会員にはWORD形式で提供されます)