ここ最近は「コモディティ化」について沢山、考えています。脳みそが悲鳴をあげていますよ。
この「コモディティ化」とは、製品やサービスがコモディティ(日用品)のように差別化特性が無くなってしまい、「どの会社のどの製品もデザインがチョット違う程度で、変わらない」から、「まぁ、安ければ何でもいい」と、言う現象です。
余程の技術革新がない限り、差別化が図れません。また、最近では「ニーズの頭打ち」とも言われています。つまり、各社から出される新商品の新機能は消費者ニーズをあまり魅了しません。最近のパソコンはハードディスク容量が最低でも数百ギガ。もう、こんなに要らない?デジカメでは1000万画素以上が登場し、A3サイズ以上の用紙に印刷しないと違いが判りません。白物家電や最近では液晶テレビも頭打ちしてます。
コモディティ化から脱するには、他社に真似されにくい差別化を図るか、徹底的な効率化からのコスト優位性を目指すか。はたまた、競争相手がいない領域を見つけて過当競争を避けるか。
いずれにせよ、コア・コンピタンスから外れて戦っても差別化は難しいでしょう。すぐに真似られ、追い越されます。強みを活かせる領域で暫くは稼げるコトをしなければなりませんね。でなければ、泥沼な価格競争で相手が倒れるのを待つか、規模の経済に左右されてしまいます。
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