2011年6月26日日曜日

今も輝き続けるCOBOL資産!

最近のIT動向に於いては「クラウド化」は欠かせません。持たない経営は益々加速することでしょう。

しかしながら、クラウド化に向けての課題は山積み。簡単に現有IT資産を移行することは容易ではありません。
中でも、COBOL資産を今でも活かしている企業は少なくありませんね。ITプラットフォームが急激に変化する中、その追随(単にOSや開発言語を最新版へ対応するためのバージョンアップなど)のためだけにIT投資を図るのは、経営者目線では理解し難いものでしょう。

そんな中、ふと目にしたのが「COBOLクラウド」の文字!PaaS(文末参照)として提供される、そういったもの。

コンピュータが普及し、活用されるにあたり、COBOLは登場から約50年間も愛され、現在でも多くの企業で活用されている開発言語。このCOBOLをクラウド化する動きが加速しているようです。

確かに、当時はコンピュータベンダが提供する「専用機(汎用機やオフコン)」上に稼働環境を載せるため、ハードウェア費用は高額です。昨今では、オープン系のOS環境上に擬似的に独自OSを載せ、そこでCOBOLプログラムを動作させています。

その稼働環境を雲の上、クラウド環境としてのデータセンタに配置された機器に置き、高額な機器投資費用を抑え、同時に、これに関わる保守料金の低減化も実現する。

データバックアップなどの管理要員や監視要員もシェアできますし、電源供給や耐震対策などの事業継続性の確保も容易です。

COBOL資産をオープン言語(.netやJavaなど)に置き換えるサービスもありますが、オープン化のメリットとしてはパッケージ製品などの適用を主体に考えねばなりません。単にCOBOL資産をオープン言語に置き換えても、今後も落ち着きを見せないシステムインフラや言語の動向に追随するのは困難ですから。

ますます、バラエティに富んだサービスが登場します。これらをどの領域に当てはめるかがポイントとなるでしょう。


●SaaS[Software as a Service]
 → ハードウェアからアプリケーションまでの全てを利用できる
●PaaS[Platform as a Service]
 → ハードウェアやOS、DB、開発ツール等の開発・実行環境を利用できる
●IaaS[Infrastructure as a Service]
 → ハードウェアとその稼動に必要なファシリティ等を利用できる

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