2011年7月30日土曜日

スマートグリッドでエコ!

減原発に向けて、政府は中長期での政策を掲げました。
その中でITの領域に目をやると「スマートグリッド(次世代送電網:Smart Grid)」構想が挙げられていたので、今回はこれに触れてみたいと思います。

スマートグリッドとは、オバマ政権が、グリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したことから注目されました。
電力供給を、需要とのバランスを図った上で最適化する電力網のことです。そのためには設備投資が必要となり、需要側には電力量計(スマートメーター)を設置し、ITにより制御されます。

制御自体は、M2M(machine to machine)が根底に存在します。M2Mとは、機械と機械がIPネットワークを介して相互に通信し合う通信形態であり、インテリジェンスビル・インテリジェント住宅などに見られる空調制御や施錠、監視などの管理や携帯電話から録画予約や監視録画したりする家電制御など、幅広く適用されています。

iPhoneのアプリから日産の電気自動車「リーフ」をリモート制御し、バッテリー残量確認やエアコン操作までできますよね。
今後、多くの機器・設備がITと融合し、制御領域は広がってゆくことでしょう。

スマートグリッドでは、電力量の可視化や有効化により、今後ますますエコに寄与することと考えられます。

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