2012年2月25日土曜日

トラップから身を守れ!

さて、昨日のニュースから。iPadの商標権侵害を巡り、中国IT企業が米アップル社を提訴したとのこと。背後には巨額の和解金が見えます。訴状では、アップルが商標権を購入する際に全く無名の関連会社を使い、交渉を優位に図ったことが詐欺行為に当たる、といったもの。あらまぁ。

日本国内で言えば、玄関先のインターホンを製造販売するアイホン(本社:名古屋市)が所有する商標「iPhone」に対して両者は友好的合意(国外では共存)をしています。この契約内容は公表されていませんが、ここでも大きなお金が動いたことでしょう。
なので、カタカナ表記は「アイホン」と「アイフォーン」では異なるようです。アップルのiPhoneを「アイホン」と呼んではいけません。

特許権・著作権・商標権・意匠権など、常に意識していないと思いがけないところで提訴される恐れがあります。
成功していない内はいいんですが、「儲かりそう」なら群がってきますから。片っ端から商標登録という網を張り、雑魚は逃がす。大物が掛かればタイミングを見て釣り上げる。

まぁ、中国では紛らわしい企業名や、「松坂牛」など冷静ではいられない沢山の商標登録がされています。

今回はITから多少、離れました事業継続の観点からも外部環境にも気を付けなければなりませんね。

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