ここ最近の天候は猫の目のように変わります。冬物をクリーニングに出せずにいますし、体調管理も大変です。皆さんもお体にはお気を付け下さい。
さて、現在、基幹システムの全面刷新を目指す提案依頼書(RFP:[Request For Proposal])への対応で私自身、バタバタしております。RFPの作成側も大変ですが、読み込む側も大変です。RFP作成側(要求側)は最善の提案を求め、ベンダー側は競合を排除し選定されるべく必死です。
しかし、このRFPには全ての事項が明記されている訳ではありません。もちろん、ベンダー側は機能や費用、スケジュール、サービス方針等に影響を与えかねない事項は明確にした上で提案する必要があるため、事前に定められた質問方式に則り確認しますが、それでもグレーな部分が出てきます。(RFP提示時点で詳細設計レベルまで落とせないですよね。落としたとしたら、本来提案して貰いたい自社の潜在的な部分が手に入りませんし。)
そのため、プロジェクトにはリスクが付き物です。事前にリスクを回避すべく事項を洗い出し、スケジュールや費用面に於いても、双方の見解を明確にし、SLA[Service Level Agreement](サービス品質保証)を固めなければなりません。提案書に記載される前提条件はベンダーの自己防衛、RFP作成側(要求側)はこの解釈を怠ってはいけません。
そのため、グレーな部分をシロ・クロはっきりさせなければなりませんが、必ずしも「金を払う側」が主導権を取り、「ベンダーが泣く」のではありません。提案・見積の甘さに起因するのか、双方ともに想定できなかったことかを協議しなければなりません。スケジュール面は調整が必要ですが、費用面では双方が見え形で共有する「プロジェクトリスク費」を設け、運営することも検討要です。
それにしても日本語は曖昧ですね。色んな解釈ができます。アナログとデジタルをどう使い分けるかで、その人のセンスが問われるのかも知れません。。。
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