この3連休の初日、西日本から東日本までの広い範囲で大雪となりました。気象の変化に身体が順応しませんね。風邪など引きませんように。
さて、ここ最近の話題は、大相撲の八百長問題。八百長への関与を捜査する上で、力士たちの携帯電話を押収し、メールを復元することで裏付けを取っていますね。
では、どのように復元しているの?と言うよりも、携帯電話のメールはアプリケーション上で削除しても、インデックス(見出し・目次部分)が消去されただけなので、データそのものはメモリ上に残っています。しかし、別のデータで上書きされると解読は困難に。また、製造元や機種によってもデータの持ち方が異なるため、解読には時間を要します。
メモリチップを破棄、焼却すれば復旧は困難、いや、復元不可能となります。通信キャリアにログ情報が残っていれば、その記録を押収することも考えられるかも知れません。(覚醒剤事件で逃亡を図った女優さんの携帯電話も行方知れず。)
パソコン用としては、「データ消去ソフト」が市販されています。OS標準の消去(ファイルをゴミ箱に入れたり、ゴミ箱を空にしたり、ハードディスクをフォーマットしたり)ではデータは消去されません。「データ復元ソフト」を使えば復活することができます。そのため、消去には、データに対して別のデータを上書きする方式を採ります。
なお、データ消去ソフトもピンからキリまで。方式には米国国防総省に準拠するもの等、様々です。JEITA(電子情報技術産業協会)では利用者に対して、データ消去のガイドラインを公開しています。ご参考まで。
パソコン買い替えやリース返却の際には、情報漏洩に気を付けましょう。私の個人パソコンの場合は、ハードディスクを取り出し、千枚通しで串刺しにしています。。。外部メディアの破棄も忘れずに。この場合はシュレッダーが有力です。
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