CIは企業の持つ特徴や風土、理念を体系的に整理し、簡潔に表現したもので世間に広く認知させる重要な要素を持っています。CIの基本要素としては、以下の3つが挙げられます。
1)登記社名や商標としてのブランド名
2)シンボルマークやデザイン化した文字列のロゴ
3)企業のキャッチコピーとしてのコーポレートコピー
日本放送協会と言うよりもブランド名としての「NHK」の方が、ピンときますよね。International Business Machines Corporation(IBM)も同様です。CIは企業にとって大切な役割を果たしているんですね。では、CIの一環として活用される「色」、つまり「コーポレートカラー(またはシンボルカラー)」はどうでしょう?
色にもイロイロありますが、各企業では規格化されたものが一般的に採用されています。Pantone社のパントン・マッチング・システム(色見本)は業界ではスタンダードとなっているようで、単純に「赤」や「青」など、一概に言い表すことは困難ですね。(Pantoneと言えば、少し前にソフトバンクが多彩なカラーバリエーションを持つ携帯電話を発売。) 因みに、色以外でも、ロゴの縦横比率や社名との併記方法等も仕様化する企業がほとんどです。
さて、食品業界と言えば「赤」をイメージしてしまうことから、私なりにちょっと調べてみました。食品製造業の上場上位50社を調べたところ、赤系のみ、もしくは赤系を基軸とするCIを使った企業は、実に38社(76%)ありました!色々と調べてみると、小売や輸送業界も「赤」が上位を占め、化学業界では「緑」とのこと。東証一部上場企業でのサンプリングでは、「赤」を採用する企業が46% とのことで一番人気のようです。なお、青33%、緑8%、黄5% と続きます。 バラ色の会社人生を!

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