対価を支払ってまでも手に入れたい商品やサービス。提供者側はその価値を知らしめ、顧客はその対価以上の満足を得ることができれば。。。
市場では、機能性に富んだものやユニークなアイデアを有するものが存在し、明確な付加価値が見出し難くなってきています。ITに於いても同様に、更なる機能強化や効果的なアイデアが今後も登場するのでしょうが、顧客が求めるものでなければなりません。(個人的には、EXCELやWORD等のOFFICE製品に、これ以上求めるものは非常に少ないのですが。。。)
少々前になりますが、福利厚生(文化・体育活動)の一環として、自己負担500円で4,500円のなんばグランド花月(NGK)公演に行ってきました。漫才・落語・新喜劇と、お腹を抱えて笑い、タップリと堪能しました。
テレビで漫才や落語、新喜劇は、対価を支払わずに観ることができます(特に関西地区では頻繁に)。 しかしながら、ライブでのモノは一味も二味も違い、自腹で4,500円を支払ってでも、公演に行く価値は大いにあり、その後も私は、なんばグランド花月に足を運ぶようになりました。 (吉本興業さんはファンをヒョンなきっかけで1名獲得できました)
何かを購入する、サービスを受ける上で、デパチカやスーパーの試食、英会話やジムの無料レッスン、ソフトウェアの試用版ダウンロードなど、きっかけは身近に沢山あります。しかし、モノが売れない昨今、顧客が踏み込んでくるのを待つほどの余裕が企業にはありません。
今後求められることは、主戦場(事業ドメイン:09年12月26日発信「企業ドメインで戦え!」参照)にて、自社商品やサービス、他社との差別点に於ける「価値観の見せる化」が重要ではないかと思われます。顧客の価値観をくすぶる、引き出す、そのような戦略が求められるんでしょうね。
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