2009年9月1日火曜日

気合と根性では頑張れません

朝夕は随分と涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑い日が続きます。汗臭くてたまりませんが、気合と根性で乗り越えましょう!少々、硬い内容で長文ですが、お付き合いを。

さて、経営のあるべき姿を目指すためには、明確な経営目標達成指標(KGI:[Key Goal Indicator])を定めなければなりません。この目標がぶれていると会社はとんでもない方向へ進みます。
経営者は、従業員やその家族、株主、得意先、取引先、地域社会等の利害関係者(ステイクホルダー:[Stake holder])を常に意識し、舵取り役を担っています。そのためには、この経営目標実現に不可欠な決定的成功要因(CSF:[Critical Success Factors])を見出す必要があるんですね。

「メタボを克服する(KGI)ために大切なことは何(CSF)か?」を明確にするのは大切です。しかし、メタボの根本原因やすべき事が明確になったとしても健康な体は手に入りません。決定的成功要因(CSF)を導くだけでも大変な作業なのですが、結果を示さなければ意味がありません。また、その進捗を常に認識していなければなりません。そこで、決定的成功要因(CSF)を基にして重要業績評価指標(KPI:[Key Performance Indicator])を定める必要があります。大切なのは「定性的な指標」ではなく、「定量的な指標」を定めなければなりません。

「BMIが22となりメタボを克服する(KGI)ためには、日々の食事内容の改善によるカロリー制限に加え、継続的・効率的な脂肪の燃焼(CFS)が必要であり、明日からの1年間に於いて1日の摂取カロリーを1800kcal以内(KPI)とし、同時に有酸素運動である分速80mでのウォーキングを60分間毎日継続する(KPI)」と決意しなければ目標達成はできません。

「デブはいやだ。気合と根性で頑張るぞ!いつかきっと痩せてみせる!」「テレビを見ながら楽しく痩せるマシンを買うぞ!」と、漠然と目標を定めるだけでは厳しいでしょう?IT戦略に於いても同じです。経営戦略を策定し、これに於けるIT戦略領域課題を明確化する。そしてIT戦略を策定、導入計画、実行、活用、評価、改善を繰り返す。進捗を図ることも忘れてはいけません。

今日はここまでです。まだまだ先は長いので、これからゆっくりお伝えしてゆきます。美味しいビールを飲むために。

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